近所のパン屋さんにロブロというパンが売られていた。興味本位で買ってみたが食べ方がわからない。
パッと見はカステラのような感じに見えるのだが、ふわっとした感じはない。遠くから見るとちょっとしたブロックのようにもみえる。
そんな、ロブロというパンを深堀りしていこう。
デンマークの伝統パン「ロブロ(Rugbrød)」とは?
デンマークの食文化に欠かせないパン「ロブロ(Rugbrød)」。これはライ麦を主原料とした黒パンで、日本の食パンとは異なり、ずっしりとした食感が特徴です。栄養価が高く、北欧では主食として広く親しまれています。
デンマークではロブロは朝食、昼食、軽食として日常的に食べられています。特に**スモーブロー(Smørrebrød)**と呼ばれるオープンサンドのベースとして用いられ、具材をのせて楽しむのが一般的です。また、学校や職場へ持っていくお弁当としても定番で、家庭では自家製のロブロを焼く習慣がある家庭も少なくありません。
ロブロの特徴
✔ 栄養価が高い:ライ麦を主成分とし、食物繊維・ビタミンB群・ミネラルが豊富。血糖値の上昇を抑え、腹持ちが良い。
✔ 酸味のある風味:サワードウ発酵による独特の酸味があり、チーズやハムと抜群に合う。この酸味がクセになり、一度好きになるとやみつきになる人も多い。
✔ 健康的な発酵パン:ロブロの酸味は、乳酸菌などの発酵によるもの。腸内環境を整え、健康に良いとされるが、男性にはこの酸味が苦手な人も多いようだ。
✔ 北欧の伝統的な主食:デンマークでは家庭でもパン屋でも広く提供され、幼少期から親しむ味として根付いている。
ロブロの食べ方
ロブロの酸味は独特で、一部の人には苦手に感じられることもあります。特に男性の中には、この酸味が強く感じることがあり、最初は敬遠する人もいるかもしれません。しかし、ロブロの美味しさはその酸味にこそあり、この酸味をうまく活かす食べ方がいくつかあります。特にデンマーク流の「スモーブロー」として味わうのがおすすめ。
- 甘じょっぱい具材との組み合わせ ロブロの酸味を和らげるために、きんぴらごぼうや肉じゃがのような甘じょっぱい具材を乗せると、酸味と甘みのバランスが絶妙に取れます。日本食との相性が意外にも良く、新しい味わいを楽しむことができます。
- クリームやチーズとの相性 ロブロにクリームチーズやバターを塗ることで、酸味が和らぎ、まろやかで濃厚な味わいが楽しめます。特にブルーチーズやリコッタチーズなどの濃い味のチーズとの相性は抜群です。
- スモークサーモンやレモンを使ったシーフードトッピング スモークサーモンやニシンの酢漬けといった風味豊かなシーフードをのせることで、酸味との相性が抜群に良くなります。フレッシュなレモンやケッパーを添えると、さっぱりとした風味が加わり、バランスの取れた一皿になります。
ロブロはスープや牛乳に浸しても美味しい!
ロブロはオープンサンドだけでなく、牛乳やスープに浸して食べるのもおすすめです。この食べ方は、パンがスープや牛乳の風味を吸収し、しっとりとした食感と深い味わいを楽しめます。
例えば、温かいスープにロブロを浸すことで、パンが柔らかくなり、スープの旨味とライ麦の香ばしさが絶妙にマッチします。また、朝食時には温めた牛乳にロブロを浸し、ハチミツやシナモンを加えることで、甘さと酸味が調和した新しい味わいを楽しむこともできます。
このような食べ方は、デンマークの家庭でも親しまれており、特に寒い季節には体を温める一品として重宝されています。ロブロの新たな楽しみ方として、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
ロブロの楽しみ方は無限大!
ロブロは、いろいろな具材を挟んだり、乗せたりすることで、自分好みの味を発見できる楽しさがあります。最初は酸味が気になるかもしれませんが、アレンジ次第でどんどん美味しくなります。自分なりのオリジナルの食べ方を見つける過程が楽しみであり、ロブロを食べこなすことは一種のグルメ体験とも言えるでしょう。最初は「クセがあるな」と感じるかもしれません。しかし、いろいろな具材を挟んだり、乗せたりすることで、自分好みの味を見つける楽しさがあります。
「ロブロを食べこなせるようになったら一人前のグルメ」とも言われるほど、味の奥深さが魅力。ぜひ、自分だけの美味しい組み合わせを見つけてみてください!
今回、副菜にレタスと目玉焼きをトッピングしていただきました。

ワインとのペアリング
パンの一種であるロブロは、ワインとの相性も抜群。特にライ麦の香ばしさや酸味には、ワインがよく合います。食事としても、おつまみとしても楽しめるのが魅力です。
まとめ
ロブロは、デンマークの伝統的なライ麦パンで、栄養価が高く、酸味豊かな風味が特徴です。最初はその酸味に驚くかもしれませんが、アレンジ次第で様々な楽しみ方が広がります。甘じょっぱい具材や濃厚なチーズ、スープや牛乳に浸して食べる方法、シーフードとの組み合わせなど、ロブロの魅力を引き出す食べ方を工夫することで、グルメな味覚が広がっていきます。発酵による酸味が特徴で、この独特の風味がロブロの魅力の一つでもあります。最初は酸味に驚くかもしれませんが、食べ方を工夫すればするほど、その奥深さにハマっていくでしょう。ぜひ、自分なりの食べ方を見つけて、ロブロの奥深い味わいを楽しんでください!
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