ゴールデンウィーク後半初日。多くの人が連休を楽しむこの時期、なんだか特別な気分になりますよね。そんなGW後半のスタートとなる日に、ずっと行ってみたかった、なかなか予約が取れないと評判のフレンチレストランへランチに行く機会に恵まれました!
なんと、キャンセルが出たのか運良く1卓だけ空きがあり、滑り込みで予約成功!まさに幸運です。コースはシェフお任せ。こちらから予算を伝えてお願いするスタイルで、今回は4,400円(税込み)でお願いすることに。どんなお料理が出てくるのか、期待に胸を膨らませてお店へ向かいました。
雨の日の心遣い、温かなお出迎え
当日はあいにくの雨模様。少し早めに着いてしまい、駐車場で待機していたところ、お店の方がわざわざ出てきてくださり、「どうぞ、中でゆっくりお待ちください」と温かく迎え入れてくれたのです。予約時間までまだ間があったのに、この細やかな心遣いに心が和み、一気にリラックスできました。美味しい食事への期待がさらに高まります。
五感を満たす、4,400円でお願いしたシェフお任せコース
席に着き、いよいよコースのスタートです。4,400円の予算で、どんな素敵な料理が楽しめるのでしょうか。
【前菜】ホワイトアスパラとときしらずのソテー 青リンゴのソース
まず運ばれてきたのは、旬を感じさせる美しい一皿。驚いたのはホワイトアスパラの大きさ!なんと25cmほどもある立派なもので、なかなかお目にかかれないサイズです。それに合わせるのは、北海道ならではの「ときしらず」(若い鮭)。ソースは、見た目はフレンチドレッシングのような優しい色合いですが、口にすると青リンゴのような爽やかな甘酸っぱさが広がります。(実際に青リンゴか赤リンゴかは分かりませんでしたが、しっかりとしたリンゴの風味がありました。)旬のアスパラとときしらず、そしてフルーティーなソースのマリアージュが見事でした。
【スープ】かぼちゃのスープ
続いては、かぼちゃのスープ。これがまた、感動的な滑らかさ!丁寧に裏ごしされているのがよく分かり、舌の上にざらつきを一切感じません。優しい甘みとコクがあり、添えられたパンにつけても最高に美味しい。クルトンの食感も良いアクセントになっていました。

【主菜】和牛のソテー 春キャベツ添え
メインディッシュは、美しいピンク色の和牛ソテー。5mmほどの薄切りにされたお肉は柔らかく、旨味が凝縮されています。添えられた春キャベツ(ソテーか蒸したもの?)と一緒に、お肉でキャベツを巻いて食べるスタイルがおすすめとのこと。これが大正解!和牛の旨味と春キャベツの甘みが口の中で一体となり、至福の味わいです。さらに、添えられたディジョンマスタードが良いアクセントになっていました。辛味はなく、その爽やかな酸味がお肉の旨味を一層引き立て、さらに食欲を刺激してくれます。

【デザート】いちごのソルベとパイナップルのアイス
食後のデザートは、春らしい彩りの一皿。いちごのソルベとパイナップルのアイスクリーム、そしてフレッシュなパイナップルが添えられています。このパイナップルが、なんとバニラビーンズでマリネされているとのこと!爽やかなソルベとアイスに、バニラの甘い香りをまとったパイナップルが良いアクセントとなり、最後まで飽きさせません。

【飲み物】エスプレッソ
最後はエスプレッソで。ここに添えられていたフランス産の砂糖が、これまた美味しかったのです。砂糖の美味しさを表現するのは難しいのですが、雑味のないクリアな甘さというか、細部にまでこだわりが感じられました。
最高のGW後半スタート!
お料理一品一品に、シェフの丁寧な仕事とセンスが光る、本当に素晴らしいランチコースでした。旬の食材を使い、驚きや発見があり、お願いした4,400円の予算でこれだけのコース内容と体験ができ、コストパフォーマンスも抜群です。
そして何より、雨の日の心温まるお出迎え。美味しいお料理はもちろんですが、スタッフの方のホスピタリティが、この日のランチをさらに特別なものにしてくれました。
幸運にも予約が取れた、GW後半初日のフレンチランチ。美味しい料理と温かいおもてなしで、最高の連休後半スタートとなりました!ここは、また特別な日に訪れたい、心からそう思えるレストランです。
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