先週末、図書館で本を借りた。
図書館に行くなんて何年ぶりだろうかと思うくらい。ネットでポチればすぐに手に入る時代に。
図書館で何気なく棚を眺めていたら妙に視界に飛び込んできた一冊。背表紙のタイトルが読みづらい。
なんだ?…あぁ、伊集院光のエッセイ本だ!パラパラとページをめくると、そこには独特の言葉遊びと
くだらなさの中にある鋭い視点が光る文章が詰まっていた。
「そうそう、伊集院光ってこういう口調で話しているよな」と思いながら読み進めると、気づけば
吹き出しそうになり、周囲の静寂に慌てて口を押えた。
図書館でニヤニヤしながら本を読むあやしい人になりかけた。
何が面白いって、彼の目のつけどころの妙だ。普通の人なら流してしまうような一コマをあそこまで
笑いに昇華できるのは才能の塊と言っても過言ではない。
文章のテンポもラジオのフリートークそのままで、頭の中で彼の声が再生されるから、また困る。
気が付けばその場で読みふけり、「借りるつもりなかったのに…」と苦笑しながらも全4冊もって
貸出カウンターへ。こういう偶然の出会いがあるから、図書館ってやめられない。
たまにはネットじゃなく、本棚を漁ってみるのもアリだなと思った1日だった。
読んだ本・著者 のはなし 伊集院光
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