初夏の味覚! 今が旬の果物は?「びわ」を深掘り&注意点も解説

皆さんこんにちは! ゴールデンウィークも終わり、少しずつ初夏の気配が感じられる季節になってきましたね 。爽やかな陽気の中、美味しい旬の果物が食べたくなりませんか?

今回は、この時期に市場で見かける旬の果物、特に「びわ(枇杷)」にスポットを当てて、その魅力や豆知識、そして食べる際の注意点まで、詳しくご紹介します!

5月上旬に楽しめる旬の果物

その土地ならではの本格的な果物の旬は地域によって様々ですが、今この時期でも楽しめる美味しい果物が全国の店頭に並び始めています。

  • いちご: ハウス栽培ものや様々な地域から出荷されるものが旬!春の味覚の代表ですね。
  • 柑橘類: 甘夏、デコポン、はっさくなど、さっぱりとした味わいが楽しめる終盤の柑橘類。
  • キウイフルーツ: ニュージーランド産がちょうど旬を迎え、新鮮なものが多く出回っています。
  • びわ(枇杷): 暖かい地域から入荷し始め、店頭で見かけるようになります。

その土地での露地物が本格化するのは夏以降という地域も多いですが、今は全国から届く旬の味覚を楽しめる時期です。

注目は初夏の果物「びわ(枇杷)」

中でも、この時期ならではの特別な果物が「びわ」。上品な甘さとみずみずしさが魅力です。今日はびわについて、もっと詳しくなっちゃいましょう!

びわ(枇杷)ってどんな果物?

  • 仲間: りんごや梨と同じ「バラ科」の植物です。
  • 原産: 中国が原産で、日本には古くに伝わりました。
  • 名前の由来: 果実や葉の形が楽器の「琵琶」に似ているから、というのが有力な説です。

びわの育ち方と旬の時期

びわはちょっとユニーク。多くの果物が春に花を咲かせるのに対し、びわは寒い冬(11月~2月頃) に花を咲かせます。その花は白または淡黄色で、房のように集まって咲き、見た目は少し地味ですが、甘く強い香りが特徴です。 その後ゆっくり実を育てて、初夏(5月~6月) に旬を迎えます。 温暖な気候を好むため、栽培が盛んな暖かい地域から、全国の市場へ出荷されてきます。

美味しいびわの選び方・食べ方・保存方法

  • やっぱり生が一番!
    • 優しく洗って、ヘタの方から手で皮をむきます(簡単にむけます!)。
    • 中の大きな種は食べられないので取り除きましょう(※後述の注意点も参照)。
    • 上品な甘さとみずみずしさを堪能してください。冷やしすぎないのがコツ!
  • 加工しても美味しい!
    • ゼリー、コンポート(シロップ煮)、ジャムなどにするのもおすすめです。
  • 選び方&保存:
    • 色が鮮やかなオレンジ色でハリがあり、産毛がきれいなものを選びましょう。
    • 傷みやすいので、冷蔵庫で保存し、2~3日で食べきるのがベストです。

知ってると面白い!びわの豆知識

  • 庭に植えると…?な迷信: 昔、「庭にびわを植えると病人が出る」という迷信がありましたが、これは葉が民間療法に使われた歴史などから生まれた俗説のようです。科学的根拠はありません。
  • 葉っぱも活躍: びわの葉は「枇杷葉(びわよう)」として、古くからお茶や手当てなどに使われてきました。
  • デリケートな高級品: 傷みやすく旬も短いため、丁寧に扱われ、やや高価な果物でもあります。

【重要】食べる前に確認!アレルギーについて

びわは「バラ科」の植物です。もし、りんご、もも、さくらんぼ、梨、いちごなどのバラ科果物でアレルギー反応(特に口の中のかゆみなど)が出たことがある方は、びわを食べる際にも注意が必要です。

これは「口腔アレルギー症候群(OAS)」の可能性があり、特定の**花粉症(例えばシラカンバなどカバノキ科の花粉症)**をお持ちの方は、バラ科果物で症状が出やすいことが知られています(交差反応)。

  • 症状: 口の中や喉のかゆみ、イガイガ感、腫れなど。
  • 対策:
    • 関連アレルギーがある方は少量から試す。
    • 症状が出たらすぐに食べるのをやめる。
    • 心配な方は事前に医師に相談する。
    • (※種には微量のシアン化合物が含まれるため、食べないでください)

安全に、美味しく旬の味を楽しみたいですね。

おわりに

今回は、初夏の訪れを感じさせてくれる「びわ」を中心に、この時期に楽しめる果物をご紹介しました。上品な甘さのびわ、見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね(アレルギーには十分ご注意ください!)。

これから夏に向けて、各地で様々な美味しい果物が出てきます。そちらも楽しみですね!

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