旬の野菜「新じゃがいも」について
春(3月~5月)は「新じゃがいも」が旬を迎える時期です。通常のじゃがいもとは異なり、収穫後すぐに出荷されるため、みずみずしく皮が薄いのが特徴です。春の食卓にぴったりの食材として、今回は新じゃがいもの魅力を紹介します。
新じゃがいもの特徴
- 皮が薄く、皮ごと食べられる → 栄養を逃さず摂取可能、皮の近くに栄養素がいっぱい。
- 水分が多く、しっとりとした食感 → 煮崩れしにくい、メークインは煮崩れしにくい。
- 甘みが強い → シンプルな調理法でも美味しい
- ビタミンCが豊富 → 加熱しても壊れにくい
- カリウムを含む → むくみ防止や血圧調整に役立つ
新じゃがいものおすすめ調理法
① シンプルな塩茹で
皮ごと茹でて、塩をふるだけで甘みが引き立ちます。バターを添えるとさらに美味しくなります。塩辛もなかなかいけます。
② バター醤油炒め
皮付きのまま一口大に切り、フライパンでバターと醤油で炒めると香ばしさが増します。
③ オリーブオイル揚げ焼き
皮付きのままくし切りにして、オリーブオイルで揚げ焼きに。ローズマリーやガーリックを加えると風味がアップします。
④ ポテトサラダ
通常のじゃがいもよりも水分が多いため、少し水分を飛ばしてから調理するとクリーミーな仕上がりに。
新じゃがいもを食べる際の注意点
① 芽が出ている新じゃがいも
じゃがいもの芽にはソラニンやチャコニンという有害物質が含まれており、摂取すると腹痛やめまいを引き起こす可能性があります。新じゃがいもの芽は浅いことが多いですが、
- 芽の部分は深くえぐるように取り除く
- 皮が緑がかっている部分は厚めに剥く
※ ソラニンやチャコニンは加熱しても分解・除去できません。必ずしっかり取り除きましょう。
② 緑色のじゃがいも
日光に当たるとクロロフィルが生成され、じゃがいもが緑色に変色します。この状態ではソラニンが増えている可能性があるため、
- 緑色の部分は厚めに剥く
- 苦味を感じた場合は食べない
③ 保存方法
新じゃがいもは水分が多いため、通常のじゃがいもより傷みやすいです。
- 風通しの良い冷暗所で保存する(冷蔵庫は避ける)
- 新聞紙に包んで保存すると長持ち
- 使いきれない場合は加熱して冷凍保存も可能
新じゃがいもはダイエットに向いている?
新じゃがいもはダイエットにも向いている食材として活用できます!
1. 低カロリーで満腹感を得やすい
新じゃがいもは水分が多く、カロリーが比較的低いです。例えば、100gあたりのカロリーは約70~80kcal程度。しっかりとした食感とボリューム感があり、満腹感を得やすいので、ダイエット中のお腹の空腹感を和らげる助けになります。
2. 食物繊維が豊富
新じゃがいもには食物繊維が含まれており、腸内環境を整える効果があります。特に皮には食物繊維が豊富に含まれているので、皮ごと食べることで便通が良くなり、ダイエット効果が高まります。
3. 低GI食品
じゃがいもは低GI食品に分類され、血糖値の上昇を緩やかにします。急激な血糖値の上昇を避けることで、インスリンの分泌を抑え、脂肪の蓄積を防ぐことができます。
4. 栄養素がバランスよく含まれている
新じゃがいもはビタミンCやカリウムが豊富に含まれており、栄養価が高く、ダイエット中でも必要な栄養素を摂取することができます。ビタミンCは免疫力を高め、カリウムはむくみを防ぎます。
5. 調理法次第でヘルシーに
ダイエット中は揚げ物や高カロリーな調味料を避け、蒸す・茹でる・焼くなどの方法で調理すると、よりヘルシーに楽しむことができます。バターやオイルを少量使用しても、他の食材と組み合わせることでバランスよく栄養を摂取できます。
注意点
ただし、食べ過ぎには注意が必要です。カロリーを抑えるためには、適量を守り、バランスよく食事に取り入れることが大切です。
新じゃがいもをダイエットに取り入れる際には、皮ごと食べるなどの方法を試して、健康的に楽しみながら摂取するのがポイントです!
まとめ
新じゃがいもは、春が旬の美味しくて栄養豊富な食材です。低カロリーで食物繊維が豊富、さらに低GI食品として血糖値の上昇を抑える効果もあります。ダイエット中でも満腹感を得やすく、栄養素もバランスよく摂取できるので、健康的な食事に取り入れやすいです。調理法によっては、ヘルシーに美味しく楽しむことができます。
ただし、芽や緑色の部分には有毒成分が含まれているため、しっかり取り除くことが大切です。加熱しても完全に除去することはできないため、これらの部分を避けるようにしましょう。適量を守り、調理法にも気を付けることで、新じゃがいもを安全に美味しく楽しむことができます。
春の旬を楽しみながら、健康的な食生活をサポートしてくれる新じゃがいもを、ぜひ日々の食事に取り入れてみてください!
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